イベント憶測：日野自動車

トヨタは長年、グループ再編を手がけてきた。 50.1%の子会社である日野自動車も？ 東日本大震災後の2011年7月にトヨタ車体と関東自動車工業を株式交換で吸収合併し、国内生産体制の効率化を図った。 株式交換比率はトヨタ車体株1株に対してトヨタ株0.45株、関東自動車株1株にトヨタ株0.25株。 2016年1月に軽自動車大手のダイハツに対しても株式交換を実施し完全子会社化した ダイハツ株1株に対してトヨタ株0.26株を割り当てた。 ただしトヨタはグループ企業に対するTOBはそこまでプレミアムを払わないので、ダイハツの場合も事前の上昇も含めて約20％のプレミアムに留まった。 PBR 0.75倍で取引されている日野もそろそろ視野に入るのだろうか 日野は国内トラックメーカー大手の一つ。 ピックアップ等の生産もトヨタから受注している。 新型コロナウイルスの影響で業績が低迷し、今期の業績予想は80％減の100億と予想。 トヨタ向けの受注生産車も含めて販売台数の60％が海外の日野への影響も大きい。 足元の業績がすぐに回復するのは考えづらいが、強いて言えば物流系の車両・設備投資等はコロナ時代においてやや強含む可能性がある。 ただトヨタは何回も危機を乗り越えて、こういった環境下に常に冷静な判断をくだす企業。 グループ再編もこういった局面に仕掛ける傾向がある。 やるかやらないか、そのタイミングも全く読めないし、実際に検討されているかも全くわからないが、その憶測だけでも株価が反応する可能性もある。 PBRのディスカウントを考えると株式交換の比率プレイマムは同じく20％〜30％はありうるが、発表された直後はトヨタ株と全く同じ動きをするのでイベント投資としてそこで終わり。 イベントの可能性はあくまでも想像でしかないので、このイベントが発表されず、株価が引き続き低迷する可能性も当然ある。 ただしそのリスクをトヨタでヘッジすることである程度相殺可能。本来は予想の合併比率に従ってヘッジするが、シンプルに（約）１：１で構築。

#	Side	Instrument	Volume	Price at inception	Current price	Change	P&L
1	Long	7205 ...	1900	¥713.00	¥782.00^D	+9.68%	¥131,100.00
2	Short	7203 ...	200	¥6,819.00	¥6,955.00^D	+1.99%	¥27,200.00
Total							¥103,900.00

イベント憶測：日野自動車

+3.82%

Closed

260d 21h 13m 33s

Strategy Percentage Return