ケネディクス・レジデンス/累進的配当政策導入

賃貸住宅とヘルスケア施設を中心に投資するケネディクス・レジデンスを安定性重視でロングします。 略称: KDRは、首都圏の賃貸マンションを中心に約3,000億円(鑑定評価額)のポートフォリオを擁する 住宅系J-REITで、1月と7月の年2回決算です。 住宅系REITの特徴は安定した賃料収入で、新型コロナの影響を受けた直近2020年7月期の決算でも その安定性が十分示されました。 https://www.kdr-reit.com/Portals/0/pdf/ir/library/kdr17thmaterial.pdf 主力賃貸マンションの稼働率は96%で、賃料は新規契約+4%、既存契約+0.6%と増額基調が継続しています。 店舗、ホテル(2棟)についてマイナスの影響を受けるものの、賃料が全体に占める割合は5%未満と限定的です。 株価はREIT市場が暴落した2020年3月の100,000円から、7月の期末には200,000円台まで一旦戻した後、 ズルズルと値を下げ、10/9の引け値は172,000円です。 この価格は、同REITの1口当たりNAV(Net Asset Value)180,000円を下回るレベルであり、2020年1,7月の 実績配当8,129円を使うと4.7%の配当利回りとなり、十分に割安な水準と判断します。 今後は1月に向けて再び2021年予想配当の4%水準である200,000円への回復を予想します。 同REITは9月の決算発表で、累進的配当政策(配当を下げない)の導入を発表しており、これを信じれば、 利回り4.7%以上の資産運用が期待できます。 業績が予想を下回る場合も内部留保の取り崩しにより配当水準を維持するとしており、内部留保額は 現時点で1口当たり2,464円と中期的に十分な原資を確保しています。 内部留保の取り崩しが行われず、コロナによる賃料減少の影響をそのまま反映したベースでも予想配当は 7,774円/年と4.5%の利回り水準を維持します。 更にポートフォリオの含み益500億円、総資産LTVは49.8%、Debtの固定金利比率96%を加味すると、 株価のダウンサイドは限定的と言えそうです。 アップサイドは、現在A+(JCR)となっている格付の格上げによる日銀の買い入れ対象への追加と見ます。

#	Side	Instrument	Volume	Price at inception	Current price	Change	P&L
1	Long	3278 ...	1	¥172,500.00	¥194,700.00^D	+15.23%	¥26,266.00
		3278 ...	1	¥172,500.00	¥194,700.00^D	-	¥22,200.00
		Dividend Japanese YenJPY Jan 27, 2021	4066		¥1.00		¥4,066.00
Total							¥26,266.00

ケネディクス・レジデンス/累進的配当政策導入

+15.23%

Reached performance target

229d 5h 40m 0s

Strategy Percentage Return