新中期経営計画に期待！コスモエネルギーHD

石油製品の精製・販売、石油元売の大手。 以下のセグメントに分類。 ＜石油開発＞ 長年にわたるUAE（アブダビ首長国）、カタールでの安定操業。 浅海の油田を有しており、採掘コストが低く、競争力は高い。 20年度に新たに鉱区を落札し、今後の産油量増加が見込まれる。 ＜石油事業＞ 原油の調達から、千葉、四日市、堺の製油所での精製、販売、輸出入。 19年度よりギグナス石油への供給を始めたことで、生産量が需要量を下回る供給ショートポジションに。 コロナショックの影響があった20年度も、製油所の稼働率は80％をキープし、業界平均を10％以上上回る。 ＜石油化学事業＞ グループ会社の丸善石油化学のもと、国内最大規模のエチレンセンターを有し、ナフサから石油化学製品を製造。 機能化学品分野では、半導体レジスト用ポリマーで世界トップシェア。 ヒュンダイオイルバンクとの合弁会社で、パラキシレンを製造。基礎化学品の1種。 ＜再生可能エネルギー事業など＞ ＜株価のカタリスト＞ 【シティインデックスサードによる株式取得】 アクティビストのシティインデックスサードが株式を買い集めており、今後の自社株買いの促進、再エネ事業のスピンオフの関与が期待される。 3/23発表予定の新中計について、シティインデックスのHP上で意見表明がされており、コスモ側にはかなりプレッシャーがかけられていることが窺える。（ちなみに、2/10にシティインデックスイレブンスの公式Twitter (https://twitter.com/cityindex11?t=2rtWnDuNxfdyTbCUDH8scQ&s=09)が開設されているが、保有銘柄がいくつかあるにも関わらず、コスモへの意見表明のみが繰り返しツイートされている。）。3/23の新中計がシティの期待以下であれば、何らかの施策が提示される可能性がある。 シティの意見表明の要点としては、 ①東証の低PBR銘柄に対する改善策を念頭に、コスモも早急にPBR1倍を回復する必要がある ②原油価格低迷による業績悪化やSDGs等の環境対応費用を見込んでも、自己資本5000億円を超えて積み増す必要はない ③再エネ事業はコスモからの情報開示が少ないことに加え、コスモ全社ベースの低いバリュエーションで評価されているため、スピンオフして独自の資金調達やM&Aによる成長を可能とすべき ③については、業績への影響を算出し難いので割愛し、①②からアップサイドを考えてみる。 今期の予想自己資本は5270億であるため、5000億の自己資本上限を守るためには、少なくとも270億は配当や自社株買いにより株主還元に回す必要がある。総還元性向270/680。(39.7%)これまでの株主還元の水準から見ると、かなり高い水準が期待される。 また、来期以降は、黒字が出た場合にはほぼ全額を株主還元に回していかなければならないため、新中計に載る株主還元目標もかなり高い数値に設定する必要がある。 簡易的に、自己資本＝純資産とおいて、自己資本5000億・PBR1倍を達成した場合、自己株除く発行済み株式数は87,423,299株であることから、BPSは、 5000億÷87,423,299≒5719円　⇒アップサイドの株価5719円。 ダウンサイドは、今期末、来期末にはBPSは6000円に達する見込み＋過去ボトムPBR0.5倍から、3000円。 ↓シティインデックスイレブンスによるコスモエネルギーHD新中計への意見表明 プレスリリース - 株式会社シティインデックスイレブンス (ci11.bz) 長らくPBR1倍割れが続いている状況だが、東証の要請やアクティビストの圧力により、3/23の新中計発表以降、株主還元の姿勢が大きく変わることを期待して投稿します。

#	Side	Instrument	Volume	Price at inception	Current price	Change	P&L
1	Long	5021 ...	200	¥4,065.00	¥6,700.00^D	+70.36%	¥572,000.00
		5021 ...	200	¥4,065.00	¥6,700.00^D	-	¥527,000.00
		Dividend Japanese YenJPY Mar 29, 2023	15000		¥1.00		¥15,000.00
		Dividend Japanese YenJPY Sep 27, 2023	30000		¥1.00		¥30,000.00
Total							¥572,000.00

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