
―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の水準から5日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　Ｊフロント <3086>
　25年2月期の連結最終利益を従来予想の235億円→265億円(前期は299億円)に12.8％上方修正し、減益率が21.4％減→11.4％減に縮小する見通しとなった。

★No.2　霞ヶ関Ｃ <3498>
　24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の38.6億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は前年同期の22.1％を上回る51.5％に達した。

★No.3　高島屋 <8233>
　25年2月期の連結経常利益を従来予想の530億円→580億円(前期は491億円)に9.4％上方修正し、増益率が7.7％増→17.9％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3086> Ｊフロント 　　東Ｐ 　 +17.66 　　6/28　　　1Q　　　 57.48
<3498> 霞ヶ関Ｃ 　　　東Ｐ 　 +11.57 　　7/ 2　　　3Q　　　324.75
<8233> 高島屋 　　　　東Ｐ　　 +9.90 　　6/28　　　1Q　　　 53.47
<3612> ワールド 　　　東Ｐ　　 +8.04 　　7/ 3　　　1Q　　　　　－
<2809> キユーピー 　　東Ｐ　　 +7.77 　　7/ 4　　上期　　　168.88

<2975> スターマイカ 　東Ｐ　　 +6.28 　　7/ 1　　上期　　　　4.69
<2753> あみやき 　　　東Ｐ　　 +1.61 　　7/ 3　　　1Q　　　140.74
<8011> 三陽商 　　　　東Ｐ　　 +1.29 　　6/28　　　1Q　　　-28.78

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした5日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース

決算プラス・インパクト銘柄【東証プライム】 … 霞ヶ関Ｃ、高島屋、Ｊフロント　(6月28日～7月4日発表分)

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